皆様こんにちは、NoveWorks栗東店アドバイザーの斧と申します。
先日、上棟を迎えた建築現場を見学に行かせて頂きました。
私は、前職の工務店で2×4(ツーバイフォー)工法を主にお勧めしておりましたので、
在来軸組工法での上棟に初めて立ち会いました。
在来軸組工法の上棟は1階の床パネルが張られた状態から1日で屋根まで仕上げてしまいます。凄いです。
屋根の一番高い所にある材木の名称が棟木という事から、
棟木が上がるのを上棟と呼び屋根までの骨格が出来たことを表します。
今の建築現場では殆どが「プレカット」という材料を使用しております。
大工さんが木材の一本一本を現場で切ったり、加工するのではなく、工場で精密にカットや加工がされた木材の事です。
それを上棟日に組み上げていくというイメージでしょうか。
それにしても、大工さんが大勢いるのには雰囲気で圧倒されます。
軸組工法はこの日は多数の大工を集め一気に組み上げてしまうのが特徴の一つと言えます。
1日で屋根まで仕上げてしまうので軸組工法は雨に強いと言われている由縁です。
屋根まで1日で上がってしまえば、家の中までに雨が入って来てしまうのは滅多にありませんからお客様も安心ですね。
2×4工法をお勧めしているときは何度お客様から、この質問を受けたかわかりません。
屋根が上がるまで結構な日数が掛かります。その間の雨に対してご心配をされます。
実はどちらの工法にも当てはまるのですが、最近の材料は雨に濡れても大丈夫な様に出来てます。
ですが、雨にずぶ濡れになっている自分の家の材料を見て気持ちが良い人などいる訳有りません。
家を建てる建築会社が何を大切に想い、考え、家を建てているかによって雨の時の対応は全く変わります。
建築会社選びの一つのポイントとして見ても良いのではないでしょうか。
雨に濡れても大丈夫な理由に関しては、長くなっちゃいそうなのでまた別の機会でお話しさせて頂きます。
ここで、1枚の写真を見て頂きたいのですが、
私が「やっぱりNoveWorksの職人さんは丁寧だな~」と再確認させて頂いた写真です。
少し小さくて見にくいのですが、これは大工さんは床合板に打った釘の頭がまだ多少出ているので
一本一本金槌で打ち込んでいる写真です。これをすべて行っておりました。
一般的には通称「鉄砲」と呼ばれる「エアー釘打ち機」で釘を打つためエアー圧力を強めにして打ち込み、
釘の頭が出ないようにして、金槌で叩かなくても良い様に、2度手間にならないように施工をします。
NoveWorksの職人さんは逆でした。
基本すべて釘の頭が出るように鉄砲で打ち、そのあと分担して金槌で合板と釘が平らになるまで打ち込んでいました。
凄いです。
エアー釘打ち機の圧力の調整は難しく、また一本一本打つ度にきちっと安定しているものでもありません。
ですから、頭の出る釘がない様に強めに圧力をかけてしまいます。
結果として構造床合板、壁合板に深く「めり込む」事になってしまいます。
各合板メーカーによりめり込みは「ここまで」であれば構造上、耐震上問題ないという指針はありますが、
「めり込まない」に越したことはありません。
自分たちの作業効率よりも住むお客様の為のNoveWorksの現場の雰囲気に感動した一幕でした。
家はほんの少しづつの気遣いで良いものにもできますし、逆に悪いものにもなってしまいます。
だからこそ建築会社選びは慎重に行ってください。
この「職人さんの想い]の詰まった現場を見学されたい方は是非お声がけください。
いつでもご案内いたします。そして職人さん触れ合ってみてください。
参考になると思います。
それではまた~!!