ノブワークス株式会社

メニューを開くメニューを開く

ノブワークス株式会社

メニューを開く

メニューを閉じる
  • イベントに参加する
  • モデルハウスに行く
  • カタログを請求する

スタッフブログ

■ 2025/03/08

建築探訪 vol.1 白井晟一の旧親和銀行本店

こんにちは、ノブワークスの高橋です。
ノブワークスに入社してから、気がつけば建築巡りが趣味になっていました。
訪れた場所の建築を写真に撮るのが日課のようになっています。
建築を専門分野として勉強したことはないのですが、なぜか惹かれてしまう建物があります。
そんな、なんとなく好きという感覚で撮りためた写真の中から、今回はふと目に留まった写真の紹介です。

当時、友人の結婚式のついでに訪れた長崎県佐世保市。
銀行とは思えない異質の存在でした。
地上11階建ての石造りの塔が、圧倒的な存在感で街を見下ろしていました。
設計は、白井晟一。
「孤高」「哲学的建築家」と称される彼が生み出したこの建物は、周囲の環境との調和をあえて無視したかのような独創的な存在です。
白井晟一は、この建築についてこんな言葉を残しています。

「街の人々がすぐなじめるとは思わないし、すぐなじまれてはむしろ困る。
だが、10年か20年経って、あの建築が佐世保の生活に根を下ろしてしまえば、銀行なんだけど、何か心の休まるものとなってくるんじゃないか。」


入口上部、丸窓の下には文字が刻まれていました。
どんな言葉が刻まれているのでしょう?
白井晟一の遊び心が感じられます。

正直なところ、当時は建築の知識も浅く(あっ!今もこの先も浅いままです)建築の真意を知る術もなく、そこにたどり着くだけの情報で精一杯でした。
あと残念だったのは、写真を撮るのに良いポジションがなかったこと。
駐車場の柵や電線が視界に入り込み、思うようにカメラを構えられなかったのを覚えています。

けれど、一度見たら忘れられない存在でした。
15年経った今も、その存在感が不思議と心に残り続けていることに気づきます。
かつて「すぐになじまれては困る」と語られたこの建築は、いまや佐世保市の名物となり、多くの人々を迎え入れる場所となりました。
一度見たら心に刻まれる。
そんな名建築のひとつでした。
それでは、次回の建築探訪もお楽しみに!

 

 

▽▼カタログ請求はこちらから▼▽

 

▽▼イベント参加はこちらから▼▽

 

—————————————————————————

▶実際の施工事例をご紹介

▶家づくり無料相談会に行ってみる!

▶モデルハウスに行ってみる!

—————————————————————————