滋賀県彦根市中薮町
学生時代の友人と建てる家
彦根市で建築家と建てた家:解放感あふれる間取りとスケルトン階段
中学生の頃の、友との日常的な会話の一つだった。
その約束を交わしたのは20年前の施主と私である。
それから20年。
この彦根の家がついに完成する。
最初の出会いにはじまり今に至るまでの、多くの苦悩を、喜びを共にした数々の施主との記憶。
記憶の登場人物は私と施主はさることながら、多くの友に囲まれていた。
そこで気付いた一つのこと。それは施主の人を引きつける魅力だった。その魅力とは素直さだったり優しさだったり強さだったりするのだろうが、周りには自然と人が集まり、施主は常に和の中心的存在であった。
景色は眺めるのではなく取り込むものとなり、人が集まる場所としての意味を強く持ちはじめ、家族の一体感をその空間に取り込んだ。
引力の如き施主の魅力は、家の個性として変換されたのである。
これは一端であり、数多くの要素の集積として出来た「彦根の家」。
施主はこれからも多くの人を引きつけ、家はその和の中で生きるフィールドとして在り続けられたらという想いを建築家として、そして友として願う。
最後に、これを見た施主により私は冷やかしを受けるだろう。がせっかくの機会なので恥ずかしがらずに延べさせて頂く。
そして逆に施主を恥ずかしがらせてやろうと思う。
アキテクビト一級建築士事務所 浜田 拓也
建築場所 |
滋賀県彦根市中薮町 |
施工期間 |
2013年2月~2013年6月 |
構造規模 |
木造2階建て |
家族構成 |
夫婦 子供2人 |
延床面積 |
105.99㎡<32.06坪> |
設 計 |
アキテクビト |
建築面積 |
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施 工 |
ノブワークス株式会社 |
敷地面積 |
200.48㎡<60.65坪> |
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